mask 鉄道/交通系ブログ

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〜鉄道豆知識〜鉄道の信号の仕組みとは?

みなさん、鉄道の信号機はご存知ですか?普段気兼ねなく使っている鉄道も、自動車と同じように、信号のおかげで安全に運転できています。今回はそんな鉄道の信号の仕組みを解説しようと思います。

信号機は、運転士に列車が安全に進行できる速度を指示し、または停止を指示します。運転士は信号機の現示を確認してそれに従って運転を行っています。日本の鉄道信号機は基本的に列車は左側通行を基本とするため、原則としてその線路の直上または左側に設置されています。線路が2つ以上隣接している場合は線路の配列順に設置して所属する線路が判別できるようにされています。信号機は二灯式から六灯式までの8種類があります。


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"停止"は、その信号機を超えて進行してはならないことを指示し、"警戒"25キロ以下での運転、"注意"40 km/h - 65 km/hでの進行、"減速"50 km/h-95 km/hでの進行を指示しています。また、"進行"は基本的に制限なしを指示しますが、京成成田スカイアクセス線などの160km/h運転を行う場合、"進行"130kmh以下での運転を指示し、"制限なし""高速進行"現示により、指示します。

信号機の種類

鉄道信号機には、その用途によって様々な信号機が存在します。

(1)閉塞信号機

閉塞信号機は自動閉塞式の区間で、分岐器や線路の交差などが存在しない閉塞区間の始端に設けられる自動の信号機です。運転中に聞こえてくる「第◯閉塞進行!!!」はこの信号機の声出し確認なのです。動作は前方の信号機と連動しているため、場内・出発信号機(後述)と違って人為的操作はできません。ある閉塞信号機がどのような現示をするかは、その内方の列車の有無と信号現示によって左右されます。(例えば、前の信号機が停止現示なら、警戒または注意を現示)

閉塞信号機の設置位置はその線区を通過する列車の本数や線路容量を考慮して決定されます。ただし、単線区間においては停車場間で上下1基を原則とするようです。(曲線や見通し、ダイヤ構成などによって必要性がある場合は複数基設置することもある)。

(2)出発信号機

列車に対して停車場内から出発の可否と開通している進路を指示し、停車場での停止位置の限界を示す信号機。運転手さんがよく(?)言っている「出発進行!」はこの信号の確認を行っているのです。

土地の都合により、出発信号機が設置できない場合、「列車停車標識」が設置されます。前述の通り、出発信号機は駅員さんによって動かされています。(というよりも、分岐器と連動しています。) 

(3)その他の信号機

信号機には、閉塞信号機や出発信号機以外にも色々あります。例えば、誘導信号機。これは、通常1閉塞区間内には列車は1つしか入れませんが、連結などの都合により、1閉塞区間内に2つ以上の列車が入る場合に、この信号機が用いられます。

また、分岐器がどちらに向いているかを示す入換信号機など、様々な信号機があります。興味のある方は是非、もっと調べてみるといいと思います!

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✳︎画像はWikipediaのものを引用しました。